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誰やねんお前

20代商社マンの脂ぎった日常

文明塾落選をきっかけに、考える癖を付けようと思った。

慶應義塾大学が開講している、福澤諭吉記念文明塾(以下文明塾)というプログラムがある。慶應生か、都内の社会人であれば何となく聞いた事がある人もいると思う。ざっくり言うと、学生と社会人が集まって3ヶ月間「社会貢献」をテーマに行う勉強会(フィールドワーク含む)の事である。

www.fbj.keio.ac.jp

 

今回のプログラム募集期間中は仕事が落ち着きそうだったのと、知人のOB/OGからの評判が中々良かったので、応募する事にした。1次選考で就活時のESのような書類選考があり、2次選考では教授と思われる面接官2名との個人面接を行った。面接自体は和やかな雰囲気、予期しない質問もあったが、ほぼ詰まる事なく回答できた。「無事合格して欲しいなぁ」と楽観的に考えていた。

 

そして、私は見事に落ちた。合格者発表の日、ドキドキしながらホームページを開くと、私の受験番号は無かった。何でやねん。わい落として誰を取るんや。。この落選は私が社会人になってそれなりに積んできたものが否定された気がして、地味に落ち込んだ。

 

「通るかなと思える出来だっただけに、落ちてショック」という話を彼女にしたところ、返ってきた答えが中々ガツンときた。

「ふーん。で、何で行きたかったんだっけ?社会貢献とか本当に興味あった?

 

書類や面接では、こういう分野でこういう事がやりたいと漠としたものは語れても、その分野のニュースをデイリーに追っているかというと、全くそんな事はなかった。心の底からは興味が無いから。もっと言えばそこまで興味を持とうとしていなかった。面接自体は基本的な内容だったが、一部、自分が関心のある世界的なトピックと、そのトピックに対する思考の深さを見るような質問があった。自分の回答は、振り返ってみると確かにやや浅かったと思う。恐らく彼女の言うように「社会貢献に本当に興味ある?」という質問への回答が、面接官の心に響かなかったのだろう。落ちた理由はそこかと腹落ちした。

知人のOB/OGの話を聞いた限り、私ほど無知ではないにしろ「社会貢献への興味はまあまあだけど、何だか変わった/優秀そうな人脈が作れて面白そう」という参加者は、例え合格者であっても割とボリュームゾーンを占める気はする。

 

落選理由は腑に落ちたとして、言いようの無い不安感・危機感が襲ってきた。結局は、ある分野に興味をもって深く思考できてないという事なのではないか。今後40〜50年の人生の中で、このままで人として厚みを出せるのだろうか。。少なくとも、自分が触れたニュース/情報は右から左ではなく、自分の頭で考え、自分の言葉に落とし込んで発信していく癖を付けていきたいと思った。

 

ちなみに彼女には私の浅い思考は看破されていた。

「ただ人脈作りたかっただけでしょ?大学時代そんな友達多くなかったし笑 刺激が欲しいんなら別の場所で見つければ?刺激っていっても浮気したら別れるよ」

将来尻に敷かれそうである。